こんばんは、
よしおです。
定年後の不安というと、まず次の3つです。
ほぼ多くの定年後をテーマにした本でもそう伝えていますし、実際、昨年定年になった僕もそう思うからです。
・健康
・お金
・孤独
よく頭文字をとって3Kなんて表記している雑誌などもあります。
この3つよく考えると、定年後ではなくて、年齢に関係なく、不安と言えば不安です。
でも、学校、職場にいるときは、それほど感じなくても定年というのは、集合体、つまり群れから離れていくことなので、
よりこの3つが顕著になるし、なんといっても年を取ることで、精神的にも体力的に弱くなるので、余計、心配になるのでしょう。
さて、約1万人にビジネスマンを対象に行った調査によると、定年後の不安として最も多くの人が挙げた不安とは、「生活費の不足」だそうです。
いや、身につまされますね。
そこで、今日は定年後のお金について、さらっと考えたいと思います。
参考文献:「定年後のおカネ大全」週刊東洋経済 2018.7.7号より
定年後 収入は激減するのは普通
60歳で定年を迎えると収入は激減します。
というよりも、増える人はまずいないでしょう。
中には、定年時に十分な貯金と退職金を受け取って、働かなくてもいい人はいると思います。
でもそんな人は、1割もいないでしょう。
多くの人は、好むと好まざるを得ないで、働かざると得ません。
定年後の4つの選択を見ると、次のような感じでしょうか?
定年再雇用では、普通で、定年前の半減。良くて定年後の7割くらい。
出向、転籍も会社の都合なので、ほぼ同様で、よほど経営手腕などが評価され、子会社の社長や役員に迎えられない限り、再雇用と同等と考えるべきでしょう。
転職は、それをする理由として、再雇用よりマシという条件でしょうから、上がることはまずないですね。
そして、最後の起業は、定年前から行っていればまだしも、定年後に始めるなら、軌道に乗るまでは忍耐が必要です。
定年後 お金に関する誤解
ちまたには、老後のお金に関する情報は溢れていますが、その多くは、一面的だったり、正しい理解がされていなどです。
その1「定年後までに必要な金融資産」は退職金を含めて3,500万円も個人差が大きく、特に住宅ローンや子供の教育費を考えると70代後半で枯渇するシミュレーションもあります(週刊東洋経済より)
その2、「年金制度がなくなる」
社会の崩壊につながるので、もっとも最後になる。
しかもその時は、日本自体もどうなっているかわからないくらい。
受け取る金額は少なくなるが、制度がなくなることはない。
その3、「年金受給の繰り下げがお得」
年金の受給開始時期を65歳より遅らせることで年間受給額を割り増す方法ですが、差し引かれる税金も増え、加給年金の開始年齢も後ろ倒しになるデメリットもあります。
なんといっても自分の寿命だけは、自分で決められない。
その4、「定年後、最も大きな支出は医療費」
医療費は、高額療養費制度などの公的制度が充実しているので、これをうまく活用すれば、不安に思う必要はないようです。
むしろ介護の方が、公的保険の適用外となる支出も多くなります。
定年後 老後貧乏を回避する方法
週刊東京経済には
“老後貧乏を回避するための第一歩は、資産運用や公的保険制度に対する正しい知識を持ち、早い段階から準備をしておくことである。50歳代はもちろん、40歳代のうちから始めてもいい。”
だから、嫌なんだよね。
40歳から老後のことを考えている人なんていないし、というよりも考える余裕はないでしょう。
でも、定年をリアルに経験した僕としては、おカネは単に銀行に預けないで、リスクの少ない資産運用に回した方が良いと思います。ちなみに僕は、つみたてNISAを始めました。
日本が一番困っていることは、財政赤字を抱えていることから、インフレに動くので、金利に低い銀行預金では、実質、貯金額は目減りすると考えた方が良いからです。
そして、最後に65歳を過ぎても働き続けることですね。
そうすれば、収入もあるし、働くことで健康維持も出来、孤独でもなくなると思います。
まとめ
誰でも定年は初めてのこと。
そして、いままでは群れに集まり、その中で情報交換をして、競い合い、助け合いながら生きてきたのに、定年なると群れから離れうようになるわけです。
つまり個人差も大きくなり、モデルケースが多様化して、参考にするケースよりも独自で歩むケースが多くなると思うのです。
だから、お金のことは、直視して考えて行きたいですね。
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