定年後 個人事業主に

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こんにちは、
よしおです。

勤めていた会社を定年になって約1年経った2018年10月1日、僕は、個人事業主となりました。

9月の中旬に所轄の税務署に行き、個人事業主として開業の届け出をしてきました。
この時点で、月数千円程度の売上しかありませんでした。

果たしてこれが“事業”と言えるのかどうかわかりません。

そして、それを始めるのことが“起業”と言えるかどうかもわかりません。

でも、スタートは誰も小さいものと思います。

そう思いながら、税務署で個人事業主としての開業手続きをしました。

定年前の正社員時代は、就業規則で副業や兼業は禁止されていました。

だから、大っぴらには出来ませんでした。

しかし、定年後、1年毎に契約更改する契約社員になると、契約書からは、副業や兼業の禁止という言葉が無くなっています。

これは、就業に支障がなければ、OKということと解釈しました。
そこで、定年から1年も経ってしまいましたが、開業の届け出をすることにしたのです。

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定年後 個人事業主の開業届

まだまだ副業とも言えないような月数千円の報酬。

実は、僕に個人事業主になることを勧めてくれたのが、故郷富山で公認会計士をしている友人でした。

僕が、定年になる年、珍しく暑中見舞いが彼から届きました。

そこには、次のような意味が簡潔に書いてありました。

“定年後の醍醐味は、起業すること。起業して自由な働き方を追いかけてほしい。決算は、俺が格安でやってやるぜ!”

なあーんだ、営業用の暑中見舞いかよ、と最初は思いました。

彼とは、たまたま大学で同級生となって、言葉を交わすうちに同郷だとわかり、それが縁で大学卒業後も付き合いが続いていました。

彼は、民間企業に勤めながら、公認会計士の資格を取得した努力家です。
その後、故郷に帰り、自宅を事務所代わりにして公認会計士として独立しました。

そんな彼からのハガキは、既に起業したいと思っていた僕には、心強いものでした。

そこで定年から1年後の2018年9月中旬に所轄の税務署に行き、開業届を出し、青色申告の届を出したのです。

届け出自体は、簡単なものです。

税務署の窓口に行き、簡単な書類を数枚書いて、印鑑を押すだけでした。
1時間も掛からなかったと思います。

その時の清々しい気持ちは今でもよく憶えています。

なんか、一人でオートバイに乗り旅に出るような気持ち、スロットルを吹かして未知の世界に向かって、走り出したような気持ちでした。

僕が、好きな五木寛之の『青年は荒野をめざす』をもじって、『おっさんは荒野をめざす』やな、と苦笑いしたものです。

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定年後 個人事業主としての意識

今は、月数百円、数千円の報酬でも、いずれ月間に数十万、数百万になる可能性があります。

稼いでから開業届を出せば、いいじゃん、という考えもあります。

でも、『稼いでから考える』と『稼ぐために始める』では、取り組む意識には、大きな隔たりがあります。

僕は、どちらかというと優柔不断で淡白な性格なので、稼いでから考えるよ、というスタンスでは、結局、稼ぐことは出来ず、まあ、しょうがないか、で終わってしまうかもしれません。

でもここで、開業届を出すことで、少なくても毎年の確定申告をしなければならず、納税の義務も発生します。

また、届け出を出すことでメリットもあります。

それは、65万円の控除が受けられ、納税額が抑えられるというものです。

これは、仮に年間の利益が65万円あった場合に65万円の控除で利益がなかったことになり、節税できるのです。

だから、僕は2018年10月1日から、事業に関係する支出には、全て領収証を保管しています。

また、開業では、屋号も設定できるのでそれも設定しました。

現時点で、2回の確定申告を行いました。
残念ながら、まだ利益は出せていません。

出来れば、3回目の確定申告では、しっかり利益を出して、納税したいと考えています。

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最後に

僕には、目標があります。

それは、法人化です。

ずっと個人事業主でいようとは思っていません。
65歳までに法人化したいと考えています。あと2年しかありません。

法人化して息子を一緒に事業を続けて行きたいと考えています。

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