こんにちは、
よしおです。
僕は、ウィンドウズ95でパソコンがブレイクする少し前から、パソコンを使っています。だからすでに30年近く使っていることになります。
サラリーマン時代は、仕事中心に使っていましたした。
しかもある時期から、パソコンなしでは、仕事が出来ない環境になってきました。
なんか、未だにネットで、パソコンも出来ない中高年サラリーマンと攻撃する記事を見ますが、現代では、かなり少数派だと思います。
さて、この30年近い期間、自分でも会社支給のパソコンでも何台も買い換えました。
理由は、スペックが古くなり動作が遅くなるからです。
映画 半落ちと古いパソコン
さて、スペックは古くなり動作が遅くなったパソコンは、使っている内は「遅いなぁ」と舌打ちしながら使っていれば良いのです。
ただ、いろんな処理能力が遅いだけで、パソコンとしての仕事自体は、きちんと行います。
ハードとソフト、つまり外観と中味の古さが一致しているので、文句を言いながらも使うことが出来ます。
しかし、一度、まだ新しいパソコンが、ウィルスにやられたことがあります。
そうなるとどんな新しいパソコンでも使い物にならなくなります。
これと同じ状況が、若年性アルツハイマー症でしょうか。
人間とパソコンを一緒にするのもどうか、という人もいるでしょうが、僕は共通する部分はあると思います。
外も中も一緒に古くなり、動作が遅くなるのは仕方ないことで、自然なことです。
しかし、どちらかが先におかしくなったら困ったことになります。
若くして怪我や病気で介護なしでは生活できなかったり、逆に身体は、元気なのに言動がおかしくなったり。
どちらも本人はもちろん、周りの人もに大きな負担となり、深刻な状況になると思います。
映画『半落ち』は、まだ50歳の若さでアルツハイマーの症状が進行する妻の願いを聞き、嘱託殺人を犯してしまった有能な警察幹部のお話しです。
映画 半落ちが教えてくれたこと
横山秀夫の傑作感動ミステリーを「陽はまた昇る」の佐々部清監督が映画化
見どころ
主演は寺尾聰。刑事、検察、弁護士などが犯人と向き合う姿を通して人の命と人生の意味を問う。後半は人間ドラマが厚みを増し、クライマックスの法廷シーンは感動必至。ストーリー
アルツハイマー病を患う妻・啓子を殺害したとして、現役警部・梶聡一郎が自首して来た。捜査一課強行犯指導官・志木和正の取り調べに対し、梶は素直に犯行を認める。しかし、彼は自首するまでの2日間に関しては決して口を開こうとしなかった。出演:寺尾聰、柴田恭兵、原田美枝子、吉岡秀隆、鶴田真由、伊原剛志、國村隼、高島礼子、奈良岡朋子、樹木希林
監督:佐々部清
原作:横山秀夫
音楽:寺嶋民哉
脚本:田部俊行、佐々部清
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本ページの情報は2020年11月時点のものです。
最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。
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『老いてこそわかる映画がある』という本で紹介されていた『半落ち』という作品を観ました。
原作は、横山秀夫氏。監督は『陽はまた昇る』の佐々部清。
出演者の顔ぶれを見ても重厚な作品ということがわかります。
映画は、「人は誰のために生きるのか」「なぜ人は生きるのか」そして「人はいかに死を迎えるべきか」この作品は、そんな問いを投げかけてきます。
そして、僕がこの映画を観て感じたのは、60歳を過ぎた僕が、いつ中味が壊れてしまうのか?という恐怖です。
映画のワンシーンで、元優秀な裁判官だった義父が壊れてしまった姿を見つめる現役裁判官の姿を映し出しています。
最後に
この映画は、ミステリー仕立てなので、結末は控えます。容疑者の元警部梶(寺尾聰)は、妻をその手で殺めた後、出頭するまでの空白の二日間に焦点が当たります。
果たして僕は、自分が壊れそうになったら、家族の誰かが壊れそうになったら、どうするだろうか?
そんなことを考えると身体と心が一緒に老いてゆくのがいいのかな、と思います。いや、むしろ先に身体の老いの方が早い方がいいのかな、と思ってしまいます。
でもその答えはわかりません。
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