こんにちは、
よしおです。
僕の偏見かもしれません。
それとも僕自身潜在的にそう思っているからかもしれません。
定年後というカテゴリーの中で、圧倒的にお金の話が多いように感じます。
その多くがいくらあれば安心とか貯金はいくらあればいいとか、現在の資産を効率よく増やすにはどうしたらいいかなどです。
そんな記事を目にするたびに、答えは簡単なのになぁ、と思ってしまいます。
ただ、答えが簡単でも、それを実行するのは意外と難しいのかもしれません。
定年後の生活費 不安がる人々
またまた僕の偏見かもしれません。
定年後にお金のことを不安がる人は、第一にずっと専業主婦だった方が多いように感じます。
先日もネットでの取材記事で、50代のご婦人が、夫が定年になり収入が減って不安だというものがありました。
しかも、その家庭は貯金が5,000万円もあるのにです。
夫は、サラリーマンでしたが、具体的な金額が、失念しましたが、そこそこもらっていてそれが定年後半分くらいになるので月々の生活が出来ず、貯金を切り崩さなかればならないから不安だと言うのです。
僕には、苦笑ものでした。65歳になれば高齢厚生年金が受給が始まります。夫の勤め先によっては、企業年金も出るでしょう。
貯金を切り崩すのが怖いなら、夫の収入内だけで生活すればいいだけです。
それでも足りないなら自分がアルバイトやパートに出れば済むだけの話です。
定年後の生活費 いくらあっても不安
僕は、定年で退職金が出るまで、ずっとマイナス生活でした。ストレートに言えば借金生活者でした。よく踏ん張って来たと自分を誉めたいくらいです。
退職金でほとんど返済しました。だから退職金は現在半分以下になっています。
ちょっと減り方が早いかな、という感覚はありますが、12月からは特別老齢厚生年金と企業年金の受給も始まります。だから、のんびりと構えています。
そして、アルバイトで月々8万円から9万円の収入もあります。
個人事業の方は、全く伸びません。売れない芸人と同じです。
全く不安はないか?というとうそになりますが、詰まるところ自分という財産があるのです。
貯金が5,000万円あっても不安がる人、その1/10程度でもそうでもない人。
つまりいくらあったら安心ということはないのです。
逆にいくらあっても不安な人は不安なのです。あ
それなら定年後の楽しみ方、人生の楽しみ方にもっとお金を使った方がいいと思います。
もう二度とない人生です。
過ぎた日は戻ってきません。お金を使ったら大人しくしていればいいだけの話です。
しかも、60歳を過ぎれば、人生のゴールが明滅し出します。
最後に
結局、定年後の生活費で最強なのは、働き続けることです。
それも夫婦で働くことが最強です。
そういうと多くの人は、ずっと働くなんてごめんだな、と言います。
なぜか?
労働=辛い
と考えているからだと思います。
定年後なら、好きなことやりたいこと、やりがいのあることだけやればいいのではないでしょうか?
それは人それぞれですね。これくらい自分で考えましょう。
黒澤明監督の傑作映画『生きる』の一場面で、亡くなった主人公の市民課渡辺課長を通夜振舞いの席で、故人を偲びながら、同僚や部下たちが、あーだ、こーだと語り合うシーンがあります。
その話題の中で、渡辺課長は、自分の病気のことを知っていたのかどうか、というものがありました。
息子は、もし知っていたなら、自分に話したはずだといいます。
それに対して最後一緒に仕事をしていた役所の人は、ある日夕焼けを見ながら、懐かしむシーンがありますが、すぐ「私には時間がないんだ」と奔走するのです。
やはり何かを成し遂げて、それは小さいことでもいいけど、ほっとして逝きたいものです。
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