こんにちわ、
よしおです。
僕は、2017年9月の定年後、いままで働いてきた会社と再雇用契約して、2年目も不承、不承契約しました。
2年間に入る3ヵ月前の7月には契約を更新するかしないかで、相当悩みましたが、結局更新することにしました。
理由は、やはり経済的な理由でした。
雇われない生活で自由を取るか、それとも雇われる生活を続けるのか!
一晩中まんじりともせず夜明けを迎え、眠れないで出勤しました。
最終的には、自分のデスクに着いて、目の前の同僚の顔を見て、もう一年勤めることにしました。
定年後の再雇用 サラリーマンなんて
サラリーマンを何年も何十年も続けている人は、けっしてサラリーマン生活は気楽なものだとは思わないでしょう。
時には自分を殺して会社のため、家族のために働かなければなりません。
時には、経営陣や上司からの理不尽な指示にも従わなければならなかったこともあったかもしれません。
何度も悔しい思いをしたかもしれません。
何度も屈辱を舐めたかもしれません。
中には、ストレスで体や心を病んだ人もいるかもしれません。
でも、風に負けても、雨にも打たれて、30数年頑張って定年になった人は、僕はそれだけで、立派な偉業だと思います。
自分を含めて、心より拍手を送りたいと思います。
定年後の再雇用は延長戦
定年後も働かなければならない理由は、一番は経済的な理由だと思います。
まあ、僕の場合はお金が必要でした。
現役時代には、住宅ローン、子供の教育費などで、十分は貯金は出来ませんでした。
というよりも、マイナスでした。よく踏ん張ったと思います。
僕の場合は、3人の子供が全員私立大学に行ったのです大変でした。
働き者の配偶者がいたし、子供たちもそれぞれアルバイトをしてなんとかやってこられたと思います。
そんなことで、定年になって退職金をもらっても、それまでの不足分にあてがったりして、結局貯金できたのは半分以下でした。
でもそれは老後のために、最低限とっておかないといけないので、当然定年になっても働かなければなりません。
特に現代では、悠々自適な老後というのは、死語になりつつあります。いや、もうなっています。
とりあえず、今の会社で65歳まで働けるということで、約8割の人が再雇用を選ぶのが現状です。
つまり、定年でお金の決着が着かないから、期限限定の延長戦に入ったようなものです。
定年後の再雇用 ジレンマと不満の日々
ところが、いざ再雇用の現実に入ってみると一番のジレンマは、権限と責任の問題です。
つまり再雇用になれば、役職もなくなり、1年限りの契約社員です。
つまり権限も責任もないのです。
ところがこれが結構あいまいなんですね。
どちらかというと権限はないのに、責任を求められるという感じです。
なんか、日本社会の縮図を見るようで、権限のある人は責任取らず、権限のない者に責任を押し付ける、て感じです。
特に昨年の10月1日は、変な感じでした。
昨日までは役職者で、その日からは1年限りの契約社員です。
しばらくは、役職名で呼ばれ、いちいちそれを訂正する日々でした。
再雇用の1年目は、減速する1年でした。
少しずつシフトダウンする日々でした。
また、僕が再雇用になって上司としてやってきた人物は、12歳年下ですが、以前の会社で労働組合にいた人で、雇われる側の権利を尊重する人でした。
その点は、働きやすかったと感謝しています。
最後に
僕は、定年後の2年目の再雇用を更新したことを正しい選択だったのかどうか、多少後悔しています。
ラテン語のことわざに
「どんなに黄金を積まれても決して自由を売り渡してはならない」というものがあるそうです。
そのことわざで行くと、黄金とは程遠い、僅かな生活費と引き換えに僕は、自由になれることを売り渡しことになります。
この後約1年間、葛藤は続きました。
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