定年後 再雇用 問題点

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こんにちは、
よしおです。

僕は、定年後1年10ヵ月間、再雇用の契約社員として勤務しました。

契約期間は1年間で、その都度更新です。

つまり僕は、1度だけ更新したことになります。

そして、この期間、契約社員として働いた経験は、良かったと思います。

なぜなら、高校生の時から、アルバイトしながら生活してきて、有期の契約社員というの働き方は初めての経験だったし、今後はもうないと思うからです。

そしてこの再雇用という制度には、いろいろ問題点もあるな、と気づきました。
今回は、定年後の再雇用の問題点について考えたいと思います。

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定年後 再雇用 問題点 3つの視点

僕の経験から再雇用を考えた時、三つの視点から観ることが必要かな、と考えます。

その三つの視点とは、

1、再雇用になった本人
2、周囲の社員
3、再雇用する企業

です。

そこで、それぞれの視点からみた再雇用について考えたいと思います。

まず、再雇用になった本人、つまり僕は、再雇用後、次の2つのストレスを感じました。

1、定年前と変わらない業務指示や業務依頼
2、周囲からの対応への不満

僕は、定年前は役職者でした。

だから、会社の社長や役員から直接指示を受けることもありました。しかし、定年退職と共にその役職はなくなり、再雇用後は当然、手当もなくなりました。

僕自身は、役職者当時にあった権限や責任は、当然無くなったものと認識しています。

しかし、社長はじめ部長クラスが、定年前と変わらない指示や依頼をしてくるのです。

定年後、僕には直属の上司がやってきたにもかかわらずです。

組織的に言えば、それらの指示や依頼は、その上司に伝えるべきで、上司が対応できない現場的な案件は、その上司から僕に指示を出すべきなのです。

これには困りました。

だから、こう答えるようにしていました。
「承知しました。上司の〇〇さんに伝えます。返答が必要な場合は、〇〇さんからご連絡して頂きます。」ということにしました。

それで、少しずつ僕への直接の指示や依頼は減って行きました。

次は、周囲の社員の対応にも困りました。

特に、営業員からの対応は、定年前は、営業員からの依頼に対して、僕自身の判断でいろいろ進めることが出来ましたが、もうそんな対応は出来ないので、上司に確認しながら進めることになりました。

それに対して、営業側からは、やれ、冷たくなった、やる気が感じられない、などと不満が出たのは残念です。

これも時間と共に解消されて行きました。ただ、1年ほど掛かりましたね。

上記の件は、僕本人と周囲の視点の相違から生じたことです。

僕本人は、給料は下がるし、役職も無くなったんだから、それに見合う業務をしようとしているのに、周囲は、9月30日と10月1日を境にして、なんで違うんだよ、という戸惑いだったと思います。

僕の教訓は、再雇用本人のスタンスが大事だということです。

周囲の指示や依頼に対して、定年前と変わらない対応を続ければ、周囲は気づきません。

自分は、再雇用の契約社員だから、以前と違って出来ないこともある、ということを伝えるとともに、出来ることは誠実に行うということが大切だと思います。


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定年後 再雇用 企業の視点

再雇用に当たって、企業側も従業員の希望があれば、65歳まで雇用する義務が発生するようになりました。

これは企業によって捉え方が違うと思います。

ある程度新卒の学生を取りやすい大企業などは、定年後の再雇用には消極的ではないかと思います。

例えば、前の会社と取引関係のあった大手百貨店では、定年後、以前の仕事と全く違う倉庫などへ配置されたり、出勤日も週3日程度になり給料も半分以下になってしまう、という話を聞いていました。

それを嫌って、取引先へ再就職する人もいました。前の会社には、百貨店からやって来た人もいました。

一方、採用が厳しい中小企業は、出来れば、経験もあり、仕事の実力もわかる社員には再雇用でも残って欲しいと思っていると思います。

事実、僕がいた会社は、再雇用の人は、ほぼ定年前と変わらない部署で働いています。
また、ほぼフルタイム勤務で、営業部では、売上目標も変わらないという違う問題まで起きています。

そして、僕がいた会社での再雇用後の僕の評価は、1年目と2年目で大きく変わりました。
1年目の契約では、普通ない特別手当として5万円が支給されていました。

しかし2年間からそれが無くなったのです。

ああ、これが会社が僕に対する期待度だな、と感じたものです。

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最後に

企業には、希望する従業員を65歳まで雇用する義務があります。そして2021年4月からは、努力義務ですが70歳まで延びました。

これで希望すれば、70歳まで働けると単純に喜んではいけません。

希望すつ従業員と言っても、条件まで希望を聞いてくれるわけではないからです。

特に給料は、企業側が提示する条件を飲むか、飲まないかのどちらかです。

あくまで条件の決定権は、企業側が持っているということを忘れてはいけません。

最後に、定年後の働き方として、再雇用が、一番安全で安心と思うのは考え物だということを伝えたいです。

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